“●ポートレートとは?
肖像写真のことを、ポートレートと呼びます。被写体は、人物を指します。背景をぼんやりさせて被写体が際立った写真を撮る機能が、ポートレート機能です。スマホカメラに搭載されているポートレート機能を使えば、誰でも簡単にプロのような仕上がりの1枚が撮影できるでしょう。デジタルカメラ等の場合、ポートレート風写真を撮影するのはある程度の技術が必要となります。しかしスマホカメラならば、ポートレート機能を選択するだけなので、とても手軽です。
●iPhoneでポートレート撮影
iPhoneでポートレート撮影する場合、画面タップすればいいだけです。画面をタップすれば、被写体にピントが合い背景がぼけます。撮影しながら、背景をどれくらいぼかすか調整できるので、よりイメージに近い仕上がりになるでしょう。
●Googleピクセルでポートレート撮影
Googleピクセルのポートレート撮影は、自動で設定してくれるのですごく便利です。初心者でも簡単にプロのようなポートレート写真が撮れます。被写体にレンズを向ければ、自動で被写体にピントが合わされます。そのまま被写体に近づくと、ポートレートが発動し、背景がぼやけていくのです。思ったように撮影できなかったとしても大丈夫。撮影した後から、ピントの合わせ具合などを調整できるのです。
●F値の調整
F値とは、光を取り込む穴の大きさの数値のことです。絞り値とも呼びます。数字が小さいほど被写体の背景はぼやけます。数字が大きいほど、被写体の背景がくっきりはっきりします。F値を調整することで、背景のぼかし具合を調整できると言うこと。イメージ通りに仕上げたいならば、自身で数値を調整すると良いでしょう。
●ポートレート撮影のポイント
①被写体に近づく
被写体が遠いと、うまくポートレートが発動しない場合があります。全てが背景認識されてしまって、ぼやけてしまうからです。被写体に近づくことで、しっかりピントが合って背景がうまくぼやけるでしょう。
②ぼかしの調整
主役は被写体でも、背景が良い味を出してくれるのがポートレートです。背景のぼかし具合1つで、写真の印象は大きく変わってくるでしょう。自身の抱いているイメージに合わせて、ぼかし具合を強くしたり弱くしたり、調整してください。とにかく被写体を目立たせたい、芸術的センスを際立たせたいような場合は、ぼかし具合を強くすると良いでしょう。どこで撮影したか、背景の雰囲気も伝えたい場合には、ぼかし具合を弱くしましょう。
③光の向きを調整する
太陽の光が被写体の正面から当たる順光と、太陽の光が被写体の背面から当たる逆光。それぞれで、同じ被写体と同じ場所でも全然違う1枚が仕上がります。正統派な写真を撮りたいならば、順光がおすすめ。神秘的なふんわりした写真を撮影したいならば、逆光がいい味を出してくれるでしょう。
④主役を決める
ポートレート撮影したいならば、主役を決める必要があります。人や動物、花や物など主役を決めることで、うまく撮影できます。山全体や海や空など、自然風景はポートレートに向きません。”